IshiyamaTaichi’s diary

古希庵白翁のつぶやき

あすは愛犬の誕生日12歳(人間64歳)なのだが……

 27日の日曜日は、長男(享年42)一周忌と僕の祖父(享年71)五十回忌の二つの法事があるために、その前日はゆっくり寝ておきたい。

 と思って、初盆行事打合会から帰宅直後に、軀を一階の床に敷いた簡易マットに横たえていると、夜中の1時頃になって、いつものように愛犬ララの室内徘徊が始まった。二階のWベッドで愛犬ララを挟んだ川の字になって寝られなくなってから、もう半月ばかりになる。夜中に愛犬ララの嘔吐があると、ベッドやシーツが汚れ、その後始末に追われてしまうので、僕が愛犬ララとともに一階で寝ることにしたのだ。

 もちろん嘔吐は夜中に限らない。計量カップ1杯分のドッグフードが適量だったのだが、最近は3分の2くらいの量でも吐くようになった。体重も6キログラムを切り、しだいに体力も落ちてきているように思われる。血液検査の数値にこそ目立った異常は認められないものの、心臓の薬と左目初期緑内障の目薬は欠かせない、それに加えて最近は足腰の踏ん張りまでが効かなくなってきている。食事をしていても、後ろ足がずるずる滑るように開いていくのだ。

 ララの室内徘徊で眠れなくなった僕は、とうとう午前3時には眠い目をこすり起き上がり、コーヒーを飲んで、ずっとPCに向かっている。もしかするとララも、もうさほど長くは生きられないのかもしれない。愛する者を亡くすことの悲しみと苦しみは、身内であればあるほど辛いものである。それを昨年から今春までイヤというほど味わっただけに、またかという想いが脳裏をよぎる。ようやく心身の体調も回復してきたところに、今度はララかと思うと、またかと身につまされるものがある。